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今こそ磨く、リスク管理能力 その1 [科学ネタ]

今回福島原発や津波で
様々なリスク管理が問われたと思います。
そのリスク管理について
国の問題は偉い人たちが論じますので
私は個人のリスク管理について書いてみたいと思います。

リスクを管理する前に
個々人の推定能力というものが問題になってきます。
今回の問題でいえば自分の住んでいるところで
どれだけの危険があるかです。
津波を過小評価して逃げずに亡くなった方や
原発問題で海外にまで逃亡された方もいます。
これらは個人の推定がどのくらいかという問題です。

この推定能力が理系では特に必須です。

最近では海外の有名な会社もこの力を重要視していて
「フェルミ推定」を面接で問うのは
外資の有名企業ではもはや当たり前となりました。

フェルミ推定というのは
今度私のブログで問題を載せてみたいと思いますが
例えばボーイング747型機にゴルフボールは何個入れられるか?
というような問題です。
これを10倍もしくは10分の一以内の誤差で推定できた人が合格です。
しかもなるべく瞬時にです。
勿論ボーイング747型機の大きさも
ゴルフボールの大きさも誰も知りません。
それを推定するのが頭の良さです。

これは私が入試問題を解くときにも使うことです。
私は特に数学、物理、化学なので
問題を読めば大体答えは推定できます。
問題を実際に解いて推定と著しい違いがあれば
どこかで計算ミスをしたということが分かります。
このミスをわかる
という能力こそが非常に大切です。
ケアレスミスは誰でもします。
でもそれに気づけるかどうかは
力だと私は思います。
昨年の受験生は特にこの点が優れていると
授業のときに何度も思いました。
(明日へ続く)


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