プラスチックゴミ問題

化学を真っ当に学んで来た人なら
極めて当たり前ですが
プラスチックゴミ問題というのは
大きな問題です。

それは自然に分解されず永久に残り続けるからです。
無論
ちゃんと燃やして処理すればなんの問題もないわけですが
これは日本だけがなんとかという問題ではなく
地球人としてのモラルが問われてるわけですが
残念ながら現在の状況を見てみると
そのモラルに頼ることは出来ません。

大量の
プラスチックゴミを適当にその辺に投げ捨てたり
不法投棄されています。
そしてそれは自然の中で食物連鎖にのり
又は直接プラごみを食べた生き物の命を奪ったりしています。
そして、人が潜水艦でないといけないような
海溝にまでプラごみは蓄積しています。
これを誰が拾うのか？

登山家の野口さんが
エベレストや富士山でゴミを拾う活動を
されていますが
誰かが気軽に捨てたプラごみが
大変な労力や環境負荷を生んでいます。

これからどうすればいいか
これは原発と同じ問題です。
人間が廃棄物として出る核のゴミを
処理する方法が科学的に分からないまま
原発を始めてしまいました。
これは科学者目線で言うと本当にどうしようもない
情けないことです。
処理方法まで確立した後、又はほかの技術ができた後に
人類は導入すればよかったのですが
政治の力と言いましょうか
アメリカ様の力で
強制的に導入されたわけです。
プラスチックも同じです。
自然が分解できません。

最近
生分解性のプラスチックの開発がどんどん進んでいるのは
好ましいことですが
まだ色々強度等で開発に時間がかかりますので
その間は代替品で済むものは代替品
捨てるときはちゃんと
焼却されるように捨てる
これが大事です。

そもそも、ちゃんと世界中の人が処理して捨てれば
問題がないのですが
どれだけのプラごみ投棄が環境に負荷を
与えるか
人類の知性が低すぎて
現状の事態になっているわけです。

今やるべきことは
世界中にプラごみを捨てたらあかんで〜運動で
あり
その意識を高めるための
極端でもいいですが政策が必要です。

プラスチック微粒子が人体にどのような影響を
与えるのか
これは色々明らかになって来ていますが
物理的な影響と化学的影響があります。

物理的に影響は単純に身体を微細粒子として傷つけます。
動物実験では臓器に機能障害が出たものもあります。

今年出た論文で
インスタントコーヒー等のフィルターに使われている
プラスチックからコーヒーに大量の
プラスチック微粒子が流れ込み
それを私たちは飲んでるという:(；ﾞﾟ'ωﾟ'):
ものがありました。
これでこのフィルターを禁止した国も出てきました。

化学的には
これも化学を勉強して来た人ならわかりますが
プラスチック微粒子は色々なものを吸着しやすいです。
有害物資や諸々の物資を吸着して体に入れてしまう
リスクがあります。

最近段々研究で動物実験から分かって来ている段階ですが
肺がんのPM 2.5のところでも書いたように
微粒子
しかもプラスチックのような鋭利なものを
体に取り込んで
いい理由はないですわな:(；ﾞﾟ'ωﾟ'):
実験云々ではなくて。
常識的に分かることとして。

これから
プラスチックゴミは本当気をつけないとダメです。
このままいきますと何十年後かには
世界はプラごみをだらけになります。

寒くなってきました

なんだか
今朝2時半に起きましたが
(寝たのは1時ですが(^◇^;))
随分と寒いですね。
いよいよ冬がやって来たのでしょうか。

色々問題を解いて今日は5時過ぎに家を出ます。
早朝授業から始まり
1日が長いですが
頑張っていきたいと思います！