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物理学的世界 [雑感]

物理学って
多くの人
それは科学者も含めて
大きな誤解があります。

どういう誤解かと言いますと
ある現象がある
じゃあそれを数式で表せば
現象が理解できる
めでたしめでたし
科学って万能やなあ〜(*^ω^*)
これが
物理学

というのが大きな誤解です。
多分普通に研究している物理学者も
そんな感じで考えている方も
実際多いのだと思います。

物理学で1番大切なのは
架空世界の構築です。
現在の物理学は基本的に線型的な世界観で
出来上がっています。
(無論そうじゃない世界観を提示している人も
たくさんいますが)
平たくいうと一次関数
もっと平たく言うと
比例反比例です。
こういう数式で処理できる
世界というのが
現実がどうであれ
まず存在します。
その中で通用する数式の世界です。

それと現実との対比で
現実をどう解釈して行くか
それが物理学です。
もっとも現実に近い世界観は何か?
それを構築しようとしているのが
物理学なのです。

全くの架空世界
妄想的世界です。
演繹的に見つかるわけでもなんでもなく
ある数式を数学者が見つける
ある数学者が新しい分野の数学を見つける
私のように物理学者自体が作ることもあります。
これと現実を照らし合せて
今までのニュートン物理学では説明できない現象が説明できる
とか
どちらが現実をうまく解釈できているか
という
世界観の競争なわけです。

そしてそうした物理学的世界観には
どうしても思想が反映されてしまいます。
恣意的な。
ヨーロッパの二項対立という考えが
大きく物理学的世界観にも
影響を及ぼしています。

人間か神かみたいなものです。
わかりやすいです。
でもその明確な区別ってそんなに
できるんでしょうか。
神っぽい人間とか
人間っぽい神とか(笑)
その中間体とか
また、それ以外の存在の可能性だっていくらでもあるんです。
でもややこしいから
それ以外は見ないことにする(笑)
数学自体も世界を二つに分けていますので
こういう世界観は必然なのです。

物理学が二項対立の権化
そして架空世界だ
こういう学問である以上
物理学上の特性として
存在論については議論ができない
というのがあります。

おばけがいるかいないか
これは物理学では解決できません。
なぜならその物理学の世界自体が架空の
誰かえらいおじさんおばさんが作ったもの
だからです。
もちろん
その架空世界の中で
おばけはあってもらっちゃ困る
みたいなのはあります(笑)
あったらその物理学を作った人の世界崩壊に
繋がるからです。

何かがあるのかないのか

これは基本的に物理学の範囲外です。
もちろん
今の作った物理学モデルが正しければ
存在しないはず
とかそういう議論はできます。
でもその物理学的世界自体が架空のもの
なんです。架空のものに実在を聞かれてもねえ(笑)

物理学者はこのような非常に不安定な中で
ものを考えています。
私の作っている世界も
リーマン予想が間違えていたら
即座に崩壊、解散です。
お疲れ様でした。

どうなったら破綻が起きるのか
それを理解せずに、
いやそもそも物理学自体がモデルであり
架空の世界観に基づくものだということを
お忘れになっている物理学者も
残念ながらおります。

エネルギー保存則は
ニュートン的世界観から出てくる
ものです。
それを離れて成り立つ保証は無論全くありません。
結局全部のエネルギーの和が一定というのは
成り立たなければ
無限に系をあげていけば(笑)
どこかで
成り立つでしょう。
そこで破綻があればさらに上の系で
きっと成り立つみたいな
宗教より宗教的な行為を
物理学はやっております。
エネルギー保存則は成り立つはずだ
そのためならなんでもやるんです(笑)

こういうことから分かりますが
学校や入試の物理学の問題
現実と照らし合せてはなりません(笑)
学校で習った
物理学的世界が成り立つと
仮定したら
そういうことが演繹されるだろうという
ゲームなんです。

実際
物理の実験をやれば分かりますが
現実と全然あいません。
物理学の実験の授業で1番多く学べることは
データの改竄です(笑)
ちゃんとした実験データが出ないと
お家に帰れないので
まあ理論がこうらしいからこんな感じかみたいな。
実験する意味がないです。

物理学ほど個人の願望が反映された
恣意的な学問はないです。
世界はこうあってほしい
だから数式にこの項足しとくか〜
みたいな。これでバランス取れるんじゃね。
みたいなノリです。
何かを発見した!というのはあまりにも
語弊があります(笑)

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