SSブログ

美しい言葉 [雑感]

東大模試の予習をしている時に
水村美苗さんの文章が出てきましたが
(「日本語が滅びる時」です)
私は結構以前から水村さんの書かれたものが
好きで大体代表作は全部読んでおります。

水村さんは12歳の時からずっと海外暮らしですが
アメリカ英語に馴染めず、親が買ってくれた
日本語の古い小説ばかり読み、日本に恋いこがれ続け、
それでいながらなんと20年もアメリカに
居続けてしまったという方で
プリンストン大学だっけな
そこで教鞭を取られてる時に小説を書き始めました。

まああまり詳しく書くと営業妨害になりますが(笑)

やっぱり言語って美しい
と私は基本的に信じてるんです。
自然を表す言語は数学であり
数学も美しいわけですが。
音楽も言葉です。
それを忘れたゴミみたいな現代?音楽も
ありますが(笑)

その言語が
不思議なuniversal English に
世界的に淘汰され始めてるのは
非常に残念なことです。

世界で使われてる
要はインターネット上の英語とか…諸々
そもそも英語としても美しくない
平板化した
要は文法や表現をちゃんと学ばなくていい
通じればいイングリッシュです。
前置詞もどんどん無くなってます。
覚えるのめんどいですからね(笑)
でも本当にそれでいいの?って
恐らくイギリスやアメリカのちゃんと言語を
勉強してる人は思ってるはずです。

言語から美しさがなくなる

これは私にとって非常に大きな喪失です。
美しいから私は
日本語や英語、数学を勉強してきたわけです。

ただ今恐ろしく平板化された
学びやすい
通じればいい英語というのが
世の中に出回り始めて
日本の教育もそういう方向に向かう
恐ろしい傾向が見て取れます。
大学入試の問題でも
高校の授業でも
英語の文学作品を扱うことは非常に少なくなりました。
私が高校の頃は
年10冊以上はアメリカやイギリスの文学作品を
読まされていました。
その中で英語の表現の巧みさ
日本語との違い
そういう深い繋がりに心を打たれたものですが
もはやそういうのはどうでもいい時代に
なってきました。

資格試験だか何だか知らないですが
そのために学ぶ
いい加減な英語
通じればいイングリッシュ…

時代の流れだから仕方ないと自分自身を
納得させて生きている日々ですが
そういう私だからこそ
日本語に恋い焦がれた水村さんの文章が
ぐっと心に染みてくるのです。


nice!(3)  コメント(4) 

地球温暖の大前提 [雑感]

地球温暖化にCO2がそれなりに
影響しているのは
事実だと思います。
1900年から2015年で
世界平均気温の上昇度は0.74度
(±0.18)
これはこの間の地球の状態を考えても
上がり過ぎてると思います。
CO2の排出量自体の増加が
主な原因であることも確かでしょう。

ただCO2が増えたのが
純粋に産業のせい、科学のせい
私たちの生活が豊かになって好き勝手やってる
せいだという
結論の飛躍には些か驚きます。

まず大前提として人口爆発があると
私は思うのです。
1900年世界の人口は16.5.億
それが2015年で78億
単純にこの人口爆発だけで
必然的にCO2の排出量は爆発的に増えるわけです。
そのような議論はCO2排出会議とかでも
一切されてないわけで…

私は全世界で本当に考えなきゃいけないのは
人口のコントロールだと思います。
色々な研究がありますが
地球への負荷が少なく平衡状態に近い感じで
地球に住める人口は30億程度だと言われています。
明らかに今
世界で人は増え過ぎてますし
厄介なのはこれを減らす術がないということです。

医学の進歩とともに救える人の数はますます増えます
そして人の命を救うことが正義であり続ける限り
この進歩は誰にも止められません。
人口の抑制は中国の一人っ子政策ではないですが
本当に人権に反するようなことでもしないと出来ないんです。

このまま放置すると
恐ろしいことに2050年代には100億を超えます。
この人が多いことの問題が全ての問題の前提にあると思うんです。
人口が増えれば、黙っていたってCO2排出量は増えるんです。
食料問題や色々な環境負荷が最も高いのが人口爆発で
1番抑制しづらいのも人口爆発だと思うんです。
1900年からよくボーっとこの増加を見過ごしてきたものです。
中国だけがその問題に気づいていたのかも知れませんが(笑)
これを止めるのは難しいですよ…CO2排出だとか
そんなことよりこちらの方がはるかに緊急性が高いです。

グレタさんみたいな人になんとかして欲しいです!
人口爆発のグレタさん求む
です。

nice!(1)  コメント(0)