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内緒ですが… [家庭教師のお仕事]

昨日の記事を読んだ生徒から
先生はいつも説明する時は
わかりやすいように構成を
考えてて話をするからわかりやすいんですね
( ̄◇ ̄;)と言われましたが
それは間違いです(笑)

私の仕事
これは完全に分かりやすくしては
ダメなんです。
絶対に。
分かりやすい、絶対理解できる〜って
いう授業
生徒に対する学習効果はありません。

分かりやすい説明っていうのは
誰でもわかる
聞いただけで納得できる
だから
逆にダメなんです。

聞いた人が主体的に考える隙間がゼロなので。
この説明方法ですと
生徒が主体的に考えて聞いてくれないので
なんの勉強にもなりません。
ですから…私は生徒のレベルに応じて
わざと説明を少しずつ飛躍させて
生徒になんで?
あれ先生何言ってるの?
というポイントをいくつか作るようにしています。
そこまで考えてお話しをしています。
ですから、生徒がどこでだいたい質問するのかも分かります。
そうなるようにしてますので。

でも、そういう疑問のはさみ方を習慣化して
しまうと
難問の解ける率は確実に上がります。
詳しくは略ですが。

受験というのは
生徒が1人で解くわけで
その瞬間
私は何も手助けができないんです。
ですから
その時にちゃんと普段私の授業でやってるように
考えていけば
多くの難問は解ける
そうなるように仕上げなきゃダメです。

なんだかうまく表現しづらいですが…

敢えて若干分かりにくい
生徒が考える隙間
疑問を持つ隙間を
作って説明を常にしています。

瞬時にそれが私の方でできるように
なったのは
ここ7、8年くらいですかね…

初期は分かりやすく説明をしてました。
非常に分かりやすい授業
それで生徒が感動して
私も一緒に喜んでいたんですが(笑)

それじゃ通用しないレベルの大学があるということです。
入試問題の質的な変容も大きいです。
この方法じゃ対処できないなって
思ったんです。

入試で問われてる内容って
私の時代とは激変してますし
その流れを無視して
ただ過去問30年分とかをやらせても
時間の無駄です。
過去に出たものができればいい
数学なら
解法暗記してそれを当てはめればいい
そういう時代は終わりましたし
少なくとも
昔からそのような方法では
東大理三とか京大医学部では通用しません。

生徒の思考の構造を
受験校に合わせて作り上げて行かなきゃダメなんです。

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小論文における論理性? [受験]

小論文で1番大切なのは
無論、論理性です。
小論文は論理的に人に説明が
できるか?
大学でしっかり論理的な文章が書けるのか?
を見たいわけで
当然内容の是非は基本的には
問われません。

こういう話を授業でもするんですが
先生、論理性論理性って
そんな難しいことは言わないでください!
なーんて
生徒に言われますが
そんな難しいことは言ってません。

1つの小論文に1つの主張
これを守れば
まあ全体として論理性が崩れることはないです。

時々、会話でありますが
話があっち行ったり
こっち行ったりする人がいますよね(笑)
そういう人は論理性がないです。

なにを言ってるのか
聞いてる人にはさっぱりですわ( ̄◇ ̄;)
その相手のさっぱりわからないのが
自分の話方が原因であることも
気づいてないケースが多いです(^◇^;)

そのような
話してる人
書いてる人は
たくさん色んな話題や内容を
織り込もうしてるのかも知れませんが
それが
逆効果です。
欲張りすぎです。
それをまとめて話せる人ならいいですよ。
まだ。
でもそれは結構考えてから話さないと。

会話や小論文にも
自分のターンというのがありまして
1ターンに1つの内容にしましょう。
相手もいるわけですし。

小論文はこちらが書いて
相手が読むわけですよね。
相手に1つのしっかりとした
自分の主張を伝える
そこまで。
これが
最低限度のマナーといいますか
文章全体の論理性というものです。

そんな1つの主張で
長い文章が書けるのか?

思う人は練習不足なんです。
巷でたくさんありますよね
1つのことを主張している本
そういう本の書き方を俯瞰で見れば
どういう章立てでこの人が自分の
主張を相手に理解してもらおうと
しているのかがわかるはずです。
そんなにパターンはたくさんないです。

あと
普段の会話の中で
だいたいわかりますよね(笑)
小論文を書き慣れてる人と
そうでない人。
自分の話をしたいことを次から次へと
詰め込んで
ああでもないこうでもない
自分で話しながら試行錯誤してる人…
聞いてる人はこの人が何を言いたいんだか
わかりまへん( ̄◇ ̄;)
本当にさっぱりわかりまへん( ̄◇ ̄;)

試行錯誤を一緒にするならいいですよ
それが話し合いというものですから。
でも話し合いの中でも
まずは頭で自分の言いたいことをまとめてから
相手に伝わるようにお話をしましょう。
この頭でまとめる操作をやってない人の話を聞かされる側って
結構厳しいですよ…
私は整理するために
その人の発言を
こういう意味?こういう意味?
って聞きながらまとめていくようにしてますが
まあこれは会話と労力の
無駄ですわ…
主張のある人は自分の主張くらい
自分で1つにまとめましょう

…というのが
最低限の小論文の論理性であります。

いや…こうやって書くと
おかしな感じがしますが
本当に多いんですよ
コロコロ言ってることが変わる
変わるというか話題が飛びすぎる
生徒の小論文…
話に筋をつけるよう
普段の会話から気をつけるだけで
随分変わりますよ。
話相手にとってもそれが
わかりやすいですし。

ちなみに私もプロ家庭教師で
人に教える仕事です。
人に教える人って
この論理性がないと
死活問題です。
授業はある程度まとまった
1パッケージを生徒に
まとめて話す必要があります。
私は17年もやってますので
最近は結構瞬時にできますが
それでも生徒の想定外の不理解や質問があったら
生徒がどういう考えでそういう質問をしてるのかを
考え、必要があったら聞いて
ちょっと時間をもらって
その場でパッケージを作って説明をします。
家庭教師はそういう作業ばっかりです。

相手にどうやったら自分の言いたいことが
伝わるか?それを普段から努力していれば
年間30〜50時間
そんなかからないかな
それくらいの練習でちゃんと小論文は
書けるようになります。

日頃の積み重ねが効きやすい科目です。
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