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プロ家庭教師になるには [雑感]

なんだか…
コメントに何故か
プロ家庭教師になるにはどうすればいいか?
みたいな質問が…三件来てました。
今の時期だからですかねえ(^◇^;)

中学受験の生徒…
駒東に合格できましたが…
青山は落ちてしまいました…

一般の方が考えるより
遥かに
入試というのは
適性不適性というのが
大きく関わってきます。
陸上で言いますと
もう全く別競技なんです。
10種できるスーパースターで
どこでも大丈夫
という人は何の問題もないですが
大抵が
第1志望はボーダーからちょい上
勝負なわけです。
そこで適性というのは
非常に大きく関わってきます。

あ、適性といっても過去問でできたできない
みたいな陳腐な問題ではありません。
現時点でできる学校…
そんなものは合格するに決まってるからです。
大切なのは
その生徒の全教科の状態や考え方を見て
どこに伸びしろがあるか
そしてそこは入試までの時間で
出来るようになるのか?
これを見極めないと駄目なんです。

ただ
これを見極めるためには
最低三か月
生徒にあらゆる教科の
様々な問題を解いてもらって
そこで生徒がどのように頭を働かせているか?
思考過程のクセみたいなものを
掴むんです。
それが掴めたら
そこから第1志望に合格するためには
どういう考え方に構築していくか
あの問題を解けるようになるには
どうすればいいか?を考えて
生徒にどういう勉強をさせるか
考えます。
ただ人間というのは難しく
最初に判断したようになんて
順調に進むことはないです。
壁にぶつかったり
思ったよりできたり
実は見えなかった盲点があったり…
まあ
色々するわけです。
それら全てを見て
軌道修正軌道修正で
受験の船は進んでいくんです。

チューターが模試の成績や普段のテスト結果を
チョコチョコって見て
アドバイス…なんて
危険きわまりないです。
よくその数字だけで無責任なアドバイスができるなあ…って
本当に感心します。

的確なアドバイスをするには
まず前提として全教科が出来ること
そして、生徒の問題を解く姿、考える姿を
長期間見ること
そして
こういう場合の生徒はこの学校なら
こういう戦略で行ける
という経験があること
これが本当にプロ家庭教師の最低条件です。

その上で
プロ家庭教師というのは
プライベートの時間はゼロに近いです。
やる準備やら
考える時間が多すぎて
まあ三時間以下睡眠で
数ヶ月休みなく働き続けられる体力も必要です。

まあ
これは
生徒を育てる育成ゲームだと思って
取り組めば
辛いことも苦しいことも
喜びに変わります。

これだけのことを賭けてやる
そういう覚悟があれば
プロ家庭教師になれると思います。
生徒も人生がかかってるんだ
ということをゆめゆめお忘れなく



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