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授業は音楽です [家庭教師のお仕事]

今日は訳の分からないことを書きます
皆さん
先に謝っておきます。

私は授業は音楽だと思ってます。
いい音楽って何か
それはリスナーの年齢や経験にもよると
思いますが
基本的には、バランスが取れてる曲だと思います。
わざと変わったことをやる曲も
ちゃんとバランスが取れていれば、音楽。
バランスというのは広い意味でですが。

例えば
歌詞を入れて、ボーカリストが歌う
メロディがあり
諸々の楽器
その全てが曲として全体として
全てが必要なものである
これが大事です。
必要十分だということ
何かが欠けても、何かを足してもダメ

そういう状態の音楽って
クラシックでもそうですけど
いい音楽だと思うわけです。

歌がうまいとか下手だとか
楽器がうまいとか下手だとか
なんて言うんでしょう
そういう問題じゃないわけです。
このメロディにはこの声がしっくりくる
歌い方がしっくりくる
このギターの弾き方がいい
楽器も詩も全ての調和が取れる
それがいい曲、音楽だと
パフォーマンスもそうですね。

まあ、人それぞれ考え方は違うかも知れませんが

ここでディスりたいわけではないですが
ビートルズの曲とか、ベートーベンの曲とかって
非常に単純なわけです。
調和というものが
基本的にはあまりないというか
もっといい感じでアレンジできる。
理想の音楽があるとしたら
引きすぎ、足りなさすぎ。
音楽としての完成度は低いです。
でも、音楽を聴き始めた人には
キャッチーでいいとか
そういう面はありますよね。

ベートーベンの曲ではもめたなあ
小学生の頃
ベートーベンファンの音楽の先生と
まあ、私はベートーベンよりいい曲が書ける
豪語してましたから
というか
これは直した方がいい、みたいな…暴言を
ずっと仲が悪かったなあ(笑)
先生も意地でたくさんベートーベンの曲を聞かせてくる

まあ
実際にそうだと
二十歳くらいまでは思ってましたが
今では分かりますよ
ベートーベンの凄さも
でもまあ、もうちょっと頑張れますよね(笑)
多分ベートーベンも聴力が落ちないで
あと数年生きてたら、そう思うはず。
曲を書き直したいなあとか
アレンジしたいなあとか
ある意味伸びしろはありますよね。

ビートルズもビートルズの曲を踏み台にして
あ、これなら自分で書けるかも
弾けるかもで
多くの音楽家が生まれたのかもしれません。
完成度が高ければ
目指す人はいなかったかも知れない。

無論
好き嫌いと完成度は関係ないのでそこは誤解なきよう。
食べ物の好みでもそうですよね
小さい頃って単純な味が好き
アメリカ人は大人になってもそうですが(笑)
↑放送禁止用語
大人になるにつれて
苦味深みバランス
味の多重性みたいなもの
食感、香り…諸々の
調和が美味しいって感じます。

科学でもそうです。
最初は
ニュートンの運動方程式が
好みだったりするわけですが
歳をとってくると
オイラーの等式って美しいなあ
とか

まあ、ベートーベンやビートルズって
色々制約があって仕方ないのか
それは
大人になって分かりましたが。

当然、全ての音楽が
調和が取れてる必要もないですが。

ジョンレノンが長生きしてたら
もっと違う感じの曲をやってたと思います。

年齢と共にそういう調和というか
耳が肥えてくるというか
音楽の完成度を上げたくなるものだと思うんです。
芸術家ならば。

授業でもそういうことを考えています。
私は。

若い頃は結構
一方的に教えていたような気がします。
私がギター
一本でソロで歌って
観客が生徒みたいな授業でした。
はい、これが便利なテクニック、使ってね。
数学なら解き方の綺麗さというか楽さ
受験テクニックですね
それで魅せていた(なんじゃそれ(笑))

予備校上がりなので(笑)
予備校の先生って今でもそんな感じですよね
ディスってるわけじゃないですが
まあ褒めてもいないですが(笑)

でも、それだと非常に低い
授業の完成度なわけです。
先程でいう必要十分で考えると。
授業が音楽だとすると
色々な要素が混じり合い
生徒と私のセッションみたいな
色々なやりとり、演習
諸々の役割をそれぞれが
入れ替わり立ち替わり演じて
それで初めて授業が完成するわけです。

いい音楽になる調和の取れた。

授業の1番大事なことって
正解だけを教えることじゃないんです。
不正解、間違えも教えないと
デジタル処理すると
普通の音に変わっちゃうけど
あのボーカルの4分の1音くらいはずして歌ってるの
感情がのって素晴らしいなあ
みたいな…
喩えが強引ですけど(笑)

いい授業ができるかどうか
それは生徒も5割は関わっています。
色々な内容のことや
色々な試みが私の授業では起こります。
科目なんてないようなもので
コード進行でこうきたらこう
ちょっとセブンスで不安定な感じで終わってみようか
みたいな感じで
化学から英語、この繋がりで数学
みたいに
全体としての知を上げるみたいな感じです。
時々受験の科目にないものまで入れようとして
そこは生徒に厳しく叱られます(笑)

いい音楽ができた
いいセッションができみたいな時は
非常に気持ちもいいですし
逆は最悪です。
テンポがずれた曲だとピッチが…とか
なんだこの古い音楽…みたいな
非常に不快な感じがします。

メロディでもありますよね
死ぬ前にこういう音を聞いていたいなあとか
本当にいい音楽だなあとか

プロ家庭教師として
毎日目指してるのは
どの授業でもいい音楽を奏でることなんです。
生徒はそんなことを思ってないかも知れないですが。

いい授業ができた、そのあとって
いつもこのまま事故で死んでも悔いはないなあって思います。
音楽家として最高の仕事ができたなって

あ、プロ家庭教師でしたけど!(笑)
そして事故死は嫌です
ガンで死ぬのが希望です!
私にとってもっとも調和の取れた美しい死に方は
ガンを受け入れて死ぬことなのです。
ガンをグッちゃんグッちゃん手術して
抗がん剤、放射線
美しくないです。
こういうのお医者さんに説明してもわからないだろうな
って思うので
健康診断にはいきません(笑)
精神科をすすめられても困るので(笑)
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コメント 2

芸大卒

確かにベートーベンの曲は
そうだけど
それが小学生で分かるのって天才か!

ブッチさんの授業って面白そう
by 芸大卒 (2020-10-19 01:36) 

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ブッチさんは面白い方ですね(笑)
by お名前(必須) (2020-10-19 01:42) 

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