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日本への警告 [雑感]

日本大丈夫か?シリーズ第2弾

科学の論文雑誌サイエンスに
なんとも耳の痛い話が載っていました。
(あ、サイエンスは科学界におけるネイチャーと
権威を二分する、スーパー論文雑誌です。)

直々に日本を名指して
研究不正をいい加減にしろ!と言われております。
論文の捏造です。

過去サイエンスで捏造が発覚した中で
論文を撤回したランキング
上位6名になんと4人も日本人が入っているのです( ̄◇ ̄;)
これは世界中で、ですよ。
数多あるサイエンスの論文で。
数多いる科学者の中で。

しかも全員医師です( ̄◇ ̄;)

私のブログでも度々述べてますが
生物医学系論文は捏造が容易です。
誰も確かめられません。

追って調べるには
お金も時間もかかります。
ですから科学者の倫理観任せ
その科学者としての倫理観が1番世界でやばいのが
日本だという
この上ない不名誉なことです。

以前記事にも書きましたが
例えば発がん性でしたら
マウスの寿命三年もかかるんです。
こんなもの人の研究を正しいかどうかなんて
お金と時間をかけてやる人がいるわけないです。
三年マウスを100匹育てる…やるわけないです。
いちいち死因も特定しなきゃいけないですし。
毎日毎日世話をして…

無論、
この明るみになってるのだって氷山の一角です。
たいていはバレないからです。
バレないからやる、当たり前です。
日本人の
生物医学系論文を読んで
よく思うのが
あれれ?やるべき実験がやってない…とか
なんでこんな基準をコロコロ変えるんだろう
とか
あるわけです。
スタップの論文だって
nature に載るんですからね…
論文捏造技術は世界一かもしれないです。

普通そんなにほんとかよ???って
思って論文を読まないです。
サイエンス、nature クラスの雑誌になると
でも日本の論文を読む時は気をつけさい!って
サイエンスに言われてしまいました…

その不正医師の1人はもう自殺をしておりますが
他の方はまだ病院がありますし
働いてますね。

数学や物理学でこれをやるのは
ほぼ不可能です。
誰が見ても数式等
明明白白なので。
捏造しても
バレる可能性が非常に高いです。
数学、物理ほどではないですが
化学も実はバレやすいです。
これはいつか書きますかね。

上記は
理論がある程度しっかりしてるので
でも人体系とか生物系は
正直よく分からない。
理論化できないです。
高分子の反応ってそれだけで難しいですよね。
一般化できない。
適当な化学式を書いておりますが
回路とかも
実はそういうのは多段階で起きていて
相互作用もあり実際その通りではないです。
極めて単純化した反応の一つがそれだということ。
だから、実際そんな反応起こってるのか
分子レベルで語れない。

いつしかそれは科学ではなく
一つのストーリーになるわけですが。
マクロ的な理由はなんとなく言えても。
難しすぎる。

ですから、実験とデータ頼みなのです。
どんなにおかしいなあって思っても
はい、実験しました
データが出ました。
相関関係あり
(私はそもそも相関関係を科学に持ち込むな
と思いますが、それしかやりようもないのも事実)
これで文句ないでしょ
みたいな感じです。

しかも異様に
生物医学系論文では
共著者が、クローズアップされます。
共著者が信頼できそうな人なら
それは合ってるんじゃない?みたいな
感じになるので。
論文共著者の権威が大事
生物医学会では。
共著者名前貸し事件みたいなのも
日本でありましたよね。
名前だけ貸す。東大でもありました。
またSTAP細胞とかもそうですよね。
多分おぼちゃんだけじゃ
nature に載ったりしません。
IPS 詐欺もありましたか、医科歯科で。
あれも共著者の名前で…

この手の論文って権威だけあれば、
もう
それを信じるしかないというか
文句はないというか
誰も確かめられません、めんどいので。
客観性も再現性もない

以前もう一つの論文雑誌natureで
掲載された
生物医学系論文は75%は再現性がない
という、これも警告が出されていましたが
これは今後も続くでしょう。

こんなことは
科学好きとして書きたくはないですが
〜が健康にいいとか悪いとか
どんな薬が効くとか効かないとかは
25%くらいの信頼度で一般の方は聞いてください。
自分はその対象じゃないかも知れないですし。
自分に関することだったら
自分で対処方法を、見つけた方がいいです。
コロナについても色々でます。
実験してこうだったからこう
みたいな
そもそも生物
ってそんな簡単なものじゃないです。
だからこの今の科学の延長戦上で
生物は作れません。
蟻一匹でも。

でも、こういう風にガチでやると
何も理論構築できないので
とりあえずこんな感じかな
みたいに受け止めておいた方がいいです。
それがこの手の論文との付き合い方。

このサイエンスの記事は
本当に不名誉なことで
日本の研究体質みたいなことにも触れられています。
日本の捏造論文、増え始めたのはいつか?
それはサイエンスによりますと
90年代後半から。そう
アメリカ様と同じにする…
グローバルスタンダードで
論文の本数で諸々を決めるようになったんです。
以前は数学者なんて生涯に
数本論文書けば生きていけました。
当たり前ですが
そんな大発見、簡単にできないですよね。
新しい定理とか、見つけられない人もいます。
一生で。そうなると論文ゼロ…。

ところが論文書かないと
大学に置いてもらえなくなった
研究所にいられなくなった。
理研とかも厳しいですよね。
それでSTAPができたんじゃないかと
言われるようになりましたし。

数学、物理の最近の論文も酷いものは多いです。
この話の続きは、後日ね
みたいな論文の多いこと多いこと
結論が出てないのに論文にするという
ガイダンス的な論文…がめちゃくちゃ増えました。
ここから先は、いつか研究でって( ゚д゚)
えっていう…
せっかく読んだのに結論でとらんの?っていう。
これは論文の本数を出さなきゃいけなくなったからです。

そして
これは書きにくいですが
1番の問題は
政府が科学にお金を出してくれなくなったからです。
90年代後半から色々言われ始め…
国立大学の独法化くらいから
異様に予算が減り
しかも競争で見込みがありそうなところに
一局集中で
予算が配分されるようになりました。
山中さん、貰いすぎだよ
という記事をブログで書きましたよね。
資金が減って
資金繰りに奔走する科学者が増えました。
スポンサー、探しです。
科学者の今の仕事って…

そこでまたスポンサーについてもらうために
成果を見せる
捏造が生まれるんです。

スポンサーにつく側もある意図があるわけで
それに沿った結果しか科学者は
出せなくなるんです。
通販でもありますよね(笑)
健康食品とか。科学者の誰々が…みたいなの
あれは195%インチキです(笑)

話をもとに戻します。
それで増やすはずの論文の本数も
世界がこの30年くらいで
3〜4倍に増えているのに日本だけが減っていますし
科学への予算も
日本は他の科学先進国に比べて全然増えてないです。
大学は独法化以来
人件費削減で人員削減をし、仕事がないんです。
博士課程に進む人が日本では2000年代から
すごく減りました。

国立大学の給料…って
普通に食べていけるのか
問題もあります。

さらに問題があります…
日本の博士課程に進む人が減ったので
無論、政府は対策を打ちました。
大学院重点化計画で
社会人の博士はめちゃくちゃ増えました。
そして
何せ今は150万円で博士号が買えます…( ̄◇ ̄;)
〜大学卒、でも大学院はいい大学
みたいな肩書きの人が増えました。

書き出すと問題は沢山ありすぎますが

1番はお金がないんです。
科学に。
国が未来へ投資してくれなくなった。
老人ばかりを救うようになった。
今のコロナ対策もそうですよね。
老人中心国家なんです。

どうすればいいか?
これはもう大学が
学費をあげるしかない。
トップの大学で比較すると…
ハーバードって卒業するまで4年で3000万は
かかります。
日本はめちゃくちゃ安い。
国立大学の理学部…
東大だと4年で242万です…
東大医学部で6年で349万…

これだけ安くしといて
自分たちでなんとか経営はしろというのが
独法化だったわけです。

日本の研究の論文の75%は大学からでたものです。
これは国からのメッセージというか
もう科学にはお金をかけないよっていう。
社会福祉が大事なので。
それでいて
科学立国だとか
世界に負けるなとか
掛け声だけはかける。
学術会議でお気に召さない人は間引く(笑)

研究者がスポンサー集めに奔走し
目先のお金になる研究しか出来なくなる。
捏造も出るだろうし
日本の科学に未来はないです。

中国なんて科学の予算を20年で12倍に増やしてる。
勝てるわけないですよね。
日本は老人保護国家なんです。
少子化対策だとか
老人が多くてたくさん票を持ってるから
老人の言うことを聞く
こんな民主主義やめちまえ、と思うのは
私だけでしょうか。

国政って
自分の生活云々持ち込む場ではないです。
将来の日本像
未来のイメージで作っていくもので
それに民主主義は不適合だと私は思っております。

どこかのスポンサーがつく科学って
捏造が起きやすいですよね
当たり前ですが。
私も誰かスポンサーがついてくれたら
毎日宣伝書きますもん(笑)
今日のお昼はコーラに弁当
コーラは健康にいいなあ、とか(笑)
コーラを飲むと偏差値が上がります!とか。

だから国がお金を払ってくれないと
日本の科学、教育に投資してくれないと

まあ
日本のすごいところは
寺子屋、もっと昔から色々ありましたが
農家でもなんでもそうですが
国民全体としてかなり教育に力を入れて
きた国だと思います。
お上に言われず、自発的に。
日本の土壌に民主主義はないです。
民主主義のために血を流して戦ったこともないですよね
(笑)
でも、教育は他の国ではありえないくらい
何もないのに皆さん力を入れてきた。
科挙みたいな制度があるわけでもないのに。
昔から日本の
識字率は常に異様に高いですし…
ずっと未来に投資してきた。
個人レベルでも。
それが、こんな小さな災害天国みたいな土地で
世界有数の国にまでなった
原動力だと思います。
1人1人の力が圧倒的にあるのです。
アメリカに行けば分かります。

でも…こんな捏造指定…されるまでに…

でも、これって
デフレと同じ(しつこい!(笑))
国が介入してくれないと
個々の倫理観や
何やらで
なんとかなる問題じゃないんです。
科学者の倫理観を高めましょう!では
どうにもならない、構造的問題です。
こういう時に国が介入しないで
国家の意味がありますかね…
デフレもそうですけど。

老人ガンガン増える
医療費社会福祉ガンガン増える
税収減るから
国民増やせで少子化対策…
これはもう
機能不全国家で
これを民主主義では
治るのに200年かかります。
(治るのか?)
国民の機嫌を損ねることは
出来ませんからね。
民主主義は。
科学や教育のあり方なんて
国策なので、個人のその辺の
おじちゃんに問う話ではないです。
国が最適解を決めてやればいいだけです。
それができないのが民主主義なんですわ( ̄◇ ̄;)

これから研究者になる人々には
かなり環境は厳しいですが
自分自身の誇れる研究をしてもらいたいです。
科学は一つの自然との向き合い方だと思います。
日本人ほど、自然と向き合ってきた
国もないと思います。
その自然に対する背信行為だけは
やらぬようお願いしたいです。

信用は築くにはとても長い時間と労力がかかりますが
壊れる時は一瞬です。
日本でも数多の優秀な科学者がおりました。
その信頼を壊さないで欲しいです。




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月のカケラ

理研に働くものとして
非常につらい文章
つらい内容
サイエンスからの指摘ですが
事実なので
これをしっかり個人個人が受け止めて
頑張るしかないです…
by 月のカケラ (2020-10-22 08:12) 

パン屋

そもそも
医者って論文書いてるの?
by パン屋 (2020-10-22 08:14) 

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