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単語はしっかりと覚える~前編~ [英語学習]

私が普段授業をしていて思うのは
生徒の英単語の覚え方が甘いということです。

英単語はただ日本語に訳せるだけでも
意味は確かに何となく取れますが
英単語を英語の中でしっかりと使うことはできません。

勿論
英単語の暗記の第一段階は
英単語→意味
というのをただ漠然と沢山覚える
この過程を経なければ英語はできるようにはなりません。
英語は単語が非常に多い言語です。
単語の数は大雑把に言って
英単語=ドイツ語単語+フランス語単語
だと言われています。
それくらい単語の比重は多いということは確かです。
まず、英単語をどんどん浅くでいいので数を覚える
これは大切なことです。

そしてその数を憶える中で
工夫というのがあります。
これは先人の知恵であったり、自分で工夫をしたり、です。

これは一言でいうと分類するということです。
分類の方法としては

①接尾語接頭語を憶える
例えば-ruptとつくもの、このruptには元々「破れる」という意味がありますから
abrupt(突然に)bankrupt(破産)corrupt(崩壊した)…など
接頭語接尾語から語の意味が推測できます。
接頭語接尾語なんて特別な場合でしか成り立たないから
憶えても意味がないんじゃないか?と思われるかも知れませんが
専門用語になればなるほど、この方法は有効になります。

②似た意味の単語をセットで憶える
これは私がずっとこのコーナーでやってきました、最終的には
使い分けができるようになって欲しいのですが、
とりあえずそれは置いておいて
セットで憶えてしまう。これが大切です。
例えば
「捨てる、処分する」これでいくつの単語熟語が浮かぶでしょうか?
ざっと高校までの範囲で書いてみますと
abolish,abandon,give up,do away with,throw away,deal with,dispose of…
まあこんなもんでしょうか
和英辞典等引いてもいいと思います。
これと同じ方法で次々と反意語を言ってみるというのもあります。
compulsory(強制の)の反意語は?
う~んoptional(任意の)だとかいう風に。

勿論厳密に言うと完全に=の単語などありません。
ニュアンスの違い等による使い分けが最終的にできなくてはなりません。
でも初期の段階では細かいことは言わずにまずは量を憶えることが大切なのです。

③分野別に憶える
同じ系統の長文を読むと似たような語がつかわれるので
セットにして憶えてしまうんです。
例えば数学用語ですと
diameter(直径)radius(半径)denominater(分母)numerater(分子)
round(円)ellipse(楕円)sphere(球)parabola(放物線)hyperbola(双曲線)
などなどキリがないほどあります。これも数学を英語でやっていればすぐに憶えられます。
他にも経済、法律、医学云々色々ありますよね。
各分野の専門家になれば当然専門用語は頻繁に使うので憶えます。
様々な分野の文章を読むことも初期においては重要です。
文章の中で単語を憶えられるようになればしめたものです。


④自分なりに気付いたことで分類してみる
私が最初に英語を習い始めた時に気がついたのは
~someという単語はほとんど形容詞であり、もとの意味を形容詞かしたような意味が多いなあ
いうようなことです。
沢山単語の勉強をしていると自分なりに気がつく法則みたいなものがありますよね。
先ほどの私が思いついた例は
形容詞になるのは本当ですが意味的には元の意味とは変わってしまうのも
結構あるなあと勉強していくうちに分かるんです。
handsome…handだから手らしい?(笑)とは成らずに「男らしい」
winsome…winだから勝つ、勝つらしい?(笑)とはならずに「愛嬌のある」
なんです。変わってもwholesome「健康に良い」はwholeだから身体全体、
あっ!健康かなんて類推できますよね。
twosome二人組とか若干マニアックなものもあります。
自分でルールを作ると考えますし、忘れません。

暗記には自分で何か一工夫するというのが大切だと私は思います。

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