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センター試験回顧 数学編 [受験勉強大学入試]

来年から新課程でのセンター試験なので大きく様相が
変わります。この形式での最後の入試ですね。
そのためにも浪人生の方は是非今年で決めたいところです。

センター試験の数学を今日は回顧してみようと思います。
先ほどざっと解いてみました。
今年は計算がラクで個人的には嬉しいです。

数学1Aは久しぶりに確率の期待値がでませんでした。
ただの場合の数で
まずこれに面食らったのではないでしょうか。
その第四問ですが
誘導にしっかり乗れないとパニックになるような問題なので
試験会場では四問までにいかに時間を残せたかが鍵になると思います。
場合の数は得意な人は得意なので結構その巧拙が出る問題だと思います。
それでは第一問からざっと私の解いた感想を書きますと

第一問
これはただの計算問題です。これは問答無用です。
必要十分は今年はでませんでしたが集合がでました。
試験会場では要素をまずそれぞれ書きだして
一つずつ吟味します。私の場合は一つ正解を見つけたら
出題者心理をよんで最後を確認します。そうすると共に④が正解で
ラッキーでした(笑)

第二問
この二次関数の問題は大幅易化しています。
単純な解の配置問題でいくらなんでもこれはぬるすぎる問題です。
第四問とのバランスを考えたのでしょうか。

第三問
これも昨年度よりも簡単だと思います。二等辺三角形だと分かった時点で
図を綺麗に書きなおす。このひと手間がすっきり最後まで解けるか否か
明暗を分けると思います。後は二等辺の角の二等分線ということで円周角が
等しいものがわっさわっさでてくるだけです。
途中でメネラウスも使いました。
例年書いた図がごちゃごちゃして混乱しそうになるのですが
その手の問題はでませんでした。

第四問
ここが勝負どころでしょう。誘導は綺麗に背反にわけて数えています。
その誘導に乗れたかどうかでしょう。
最初は上方向は一回しか起こらないことに気がつかなくても
数えれば何とかなります。
4を使うのが二回と分かったらあとは445566の順列90通りがわかり
あとはたすだけです。しかし、試験会場で前半部分で注意して数え
さらに誘導に気づくのはなかなか大変です。
更に確率と違って合計で正しいかどうかがわかりにくいです。
この問題は平均点が下がると思います。

次に数2Bです。
数2Bは非常に解きやすかったと思います。
計算量がかなり少なくなっています。

第一問
円と方程式
う~ん、この問題は一問でしっかり完結していません。
話がどう発展していくのかと思いきや尻切れトンボで
問題としてどうかと思います。
対数と整数問題
誘導にのれば極めて平易です。

第二問
この問題も非常に楽です。三次関数の接点と交点の変曲点からの比が
1:2であることを知っていれば最後の積分までほぼ計算はいらない問題です。

第三問
数列の問題はすっかり漸化式で定着してしまいましたね。
ちょっと不要な誘導が多すぎるくらいで
これも何もない基本問題です。
本当は誘導なく階差にして自分で解けなければいけない問題です。

第四問
空間ベクトルに精通しているかどうかで
出来の差が大きくなると思います。
…といってもM,Nの座標は問題を書きながら自然にでるので
無用な誘導だと思いますし
平面の方程式をだせる人にとっては以下定型問題です。
難易度は高くないと思います。

今年のセンター試験の数学は
数1Aの
場合の数でしっかりと冷静に対処できたかどうかが鍵だと思います。
ただそれ以外の問題の難易度が下がったので
昨年と結局同じくらいの平均点ではないかと思います。
数2Bは例年ならば何か変わった誘導なりシチュエーションがある
もしくは計算の難易度が高かったりするのですが
今年はそれがなかったので
平均点はもしかしたら微増かもしれません。


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